このページでは塾講師の仕事内容について解説します。
個別指導塾でアルバイトしたい人向けの記事です。
未経験だから不安、、、という人もいるかもですが、心配いりません。
みんな、はじめは分からないことだらけです。
塾講師の仕事内は、簡単に言うと「授業以外」と「授業」の2つです。
塾講師の仕事:授業以外
・教室長(塾長)とのミーティング
・研修
・授業の準備
授業の準備は、テキストの予習だけでなく、次回のテストまでの授業計画、宿題の準備、
、中学生を受け持つなら高校入試の研究なども含まれます。
これらをテキトーにしてると、講師としての実力がつきません。分かりやすい授業をするには、授業当日に話す内容の10倍の準備が必要になります。
塾講師は、他の仕事よりも時給が良いのですが、準備の分(無給)を含めると、それほど高いとはいえません。最初は大変かもしれませんが、1年間みっちりやれば、準備にそれほど時間はかからなくなります。
・教室長(塾長)とのミーティング
教室長に授業の進捗状況を報告します。ミーティングの目的は、テストの目標点が達成できるかの確認、夏期講習や冬期講習に必要なコマ数などを決めるための情報収集です。
ミーティングで時給が発生するかどうかは、各教室によりけりです。
事前に日程をきめて時給も発生させるケースもありますし、授業が終わったあとに5分~10分ぐらい立ち話をして終わらせる教室長もいます(この場合は無給)
・講師研修
各教室のマニュアルにそった研修(初任者研修)
授業のスキルアップのための研修
どの学習塾でも、初任者研修は必ずあります。
研修に関しては、時給が発生する塾がほとんどだと思います。
教室単位の研修だけでなく、近隣の関連教室で合同研修を行う場合もあります。
教科単位で細かい指導方法まで研修する塾は、ほぼないと思います。
研修では、説明の仕方や、生徒との接し方、褒め方、やる気を高めるトーク術などが中心になります。
教科単位の講師スキル(どのように説明すれば分かりやすいかなど)は、先輩講師の授業を見学させてもらったり、本を読んだりして、自分で研究するのが基本です。
塾講師の仕事:授業
教室によりけりですが、アルバイト講師の場合は、授業の10分前までには教室に入るように指示されます。プリントが必要な場合は、授業時間外でコピーしておきます。
・生徒の出迎え
教室の入り口で生徒を迎え、座席まで案内、決められた時間内で授業を行います。
・授業形式
同じ個別指導でも、授業形式は数パターンあって教室ごとに違います。
- 講師1名に対して生徒1名
- 講師1名に対して生徒2名
- 教室を巡回して、質問があれば回答するなど
・授業開始
どの塾でも授業の流れやテキストは決められてますが、説明の仕方など中身の部分は自由なケースが多いです。
オリジナルのテキストで、講師が説明する部分も細かく指定してくる塾も一部あります。
授業は早く終わりすぎても、遅すぎてもダメです。
授業を延長しても、その分の時給は発生しません。
子どもを車で迎えにきてる保護者もいますので、勝手に授業を延長するのはNGです(クレームになることもあります)
講師になりたてのころは、自分が計画したように授業がすすまず、ついつい延長しがちです。
指導経験が少ないうちは、あれもこれもと授業計画に盛り込んでしまうので注意しましょう。
・報告書の記入
塾によっては指導報告書を保護者向けに書く場合もあります。教室長のチェックを受けたあとに、生徒に持たせるものです。(授業中に書きます)
・見送り
生徒を見送ります。生徒が帰るのと同時に、講師も帰れるわけではないので注意してください。
・清掃
授業が終わったら、備品を授業開始前の状態に戻します。
机に消しゴムのカスがないかをチェック。
ホワイトボードを使う塾なら、ペンカスが飛び散ってないかまで確認します。
基本的には、塾から場所を借りてるという位置づけなので、元通りにして返すのが基本です。
21時で終了する教室が多いです。(遅くとも22時)。
ミーティングをするなど特別な行事がない限り、講師が帰れる時間もこのあたりになります。
・その他
入塾を検討してる生徒の体験授業を受け持つ場合があります。
基本的にはベテラン講師の仕事なので、新人の段階で体験授業を任せられることはありません。
年間の仕事内容
3月下旬~4月上旬:春期講習
6月:定期テスト対策
※夏期講習提案に向けた資料作成
7月下旬~8月:夏期講習
11月:定期テスト対策
※冬期講習提案に向けた資料作成
12月下旬~1月:冬期講習、受験対策
2月:定期テスト対策、受験対策
【補足】保護者と面談するのは、基本的には教室長(塾長)ですが、講習会に向けた資料作りを頼まれる場合があります。
塾講師を副業としてやりたい社会人は、以下のリンク先ページも参考にしてください。