映画『ターミナル』が日本で現実になる?難民や移民をどうする

「難民や移民」について日本も考えないといけない。。ここ数年言われてますよね。

理由としては、世界で2千万人もの難民が発生してること。そして国内では少子高齢化による労働人口の落ち込み。日本と国土面積はほぼ等しく人口は少いドイツでは、移民対策に1兆3000億円の予算を割いてます。

www.afpbb.com

2015年に行われた日本経済新聞のアンケートでは「64%が受けいれるべき」という結果。そんなに高いのと思っちゃいましたけど日経電子版の読者が対象なので、単純にあらゆる層の総意とは言えません。

www.nikkei.com

イギリスでEU離脱するか否かの国民投票が2016年6月実施され「離脱派」が勝利。争点のひとつとして「難民受け入れ問題」もあがりました。そのぐらいタイムリーな話題ではあるけれども、アジアの島国である日本では「遠い異国の話」ぐらいの人も少なくはないでしょう。

難民、移民を受け入れる・・なんか上目線じゃない?

たしかに日本はアメリカ、中国にならぶ世界第三位の経済大国です。それぞれ思うところはあるでしょうが、世界規模でいえば「豊かな国」といえるでしょう。

しかし、難民や移民にだって選ぶ権利はあるわけですよ。「どうしようかな~」なんて上目線で余裕ぶっこいてると、「じゃあいいです」と言われる可能性もなきにしもあらず。ここでポイントは2つ。

1:2015年に日本が受け入れた難民は27人

たった27人しかいないんですが、これでも前年比+16名。「日本がんばってるね^^」なんて話にはなりません。希望者は約5000人⇒7500人という傾向で増えており、ネパールやインドネシアの人が多いです。今のところ日本はまだニーズがあると言えますが、数年後はどうなってることか。

「移民」をわざわざ希望するメリットが薄れていくかも

税金対策でシンガポールに住み始める日本人も増えていますね。それは「税」に対してメリットがあるからです。ネパール、インドネシアともに経済成長率はプラスを継続中なので、状況によっては日本にわざわざ行くメリット(税は高いので話になりませんが、技術的なものとか)が少なくなることも考えられます。周辺の豊かな国に行けばいいとか考える人もでるかもです。

2:難民がスマホを持って移動する時代

シリアからの難民の行き先が変わってきてると言われています。隣国のヨルダンやトルコが行き先としては多かったのですが、最近ではヨーロッパのほうにも流れています。

スマホのおかげで「受け入れ国の待遇などの情報を確認」「GPSによる位置確認の簡易化によるヨーロッパへの移動がしやすくなった」ことが原因らしい。もちろんヨルダンやトルコの治安の悪化も原因かもしれませんが。

この2つから言えることは、「日本が移動先として選択肢から外れること」もあるということです。もちろんシリアの話しではありません。昨年の希望者は5名しかいなかったそうですから。

話しを戻しますと東アジアにおける移民・難民予備軍の方々の話です。

どの国とは言いませんが、人口の多い国で経済格差が激しい所。富裕層は日本に旅行して「爆買い」していってくれる国です。

こういう富裕層は全人口に対してほんの数%。しかも最近は「爆買い」に変化が出てきてる。単価が落ちてるんですよ。観光客を年収別にみたときに、今まで爆買いしてた層よりも1ランク下の数が増える傾向。

アジア系の観光客の増加は、都市や観光地にお住まいの方なら日々感じていることでしょう。国全体が豊かなのではなくて、あくまでも一部の富裕層であることを忘れてはいけません。向こうの規制が多いせいでなかなか影の情報は入りませんが、経済格差による不満の高まりは想像にかたくありません。

日本で難民や移民を受け入れると「なんか問題起こしそう、怖い!」というイメージがある人が多いと思います。どちらかといえば、わたしもそっち派。

でも少子高齢化が進む日本の経済を支えるという意味で、難民や移民受けいれルールをきちんと考えるならタイムリミットは近い。もしかしたらもう遅いかもしれません。あの時がターニングポイントだったんだね~と後から分かるのがほとんどですから。

話は脱線しますが少子高齢化は人工知能やロボット開発でカバーするという考え方もあります。今回は「日本の経済を支えるという視点」で論じましたが、単純に経済難民の流入だってありえます。

トム・ハンクス主演『ターミナル』を見て

なぜ「移民や難民」を記事のテーマにしたかといえば、連休中にトム・ハンクス主演の「ターミナル」を見なおしたからです。2004年に公開されたロマンス&コメディ映画。

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映画館やDVDで見たことある人も多いかもしれません。主人公が飛行機でアメリカに到着したときに、母国(クラコウジア)がクーデタにより無くなってしまいます。これによりパスポートが使えず入国も出国もできなくなる空港(国際線の乗り継ぎロビー)での生活を余儀なくされます。

政治亡命者、人道的入国許可、一時雇用入国

どれも適用されず「入国不可」となった主人公。当時はターミナルで仲間を増やしていくトム・ハンクスに感動したものですが、今回は「難民」というキーワードを頭の隅に残しつつ映画を見ることになりました。

あなたは入国を許されず、私には拘束する権利がない。「法の隙間」に落ちたんです。

こんなこと言われたらショックで、寝込んでしまいそうです。日本がなくなったら。。。と考えるのは非現実的かもしれませんが、立場を逆にしてみてはどうでしょうか?

自分が空港側の人間だったら。「ターミナル」のトム・ハンクスが、アナタの目の前にあらわれるんです。映画は「クーデタにより母国をなくす」という設定でしたが、国が無くならなくても追われる人はでますからね。

今回は難民や移民をテーマにした記事内で「ターミナル」を紹介しましたが、単純に物語としても楽しめる映画です。自分事として考えるためにも、今こそ見るべき映画だと感じました。

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