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櫻子さんの足下には死体が埋まっている・15巻 発売へ向けた考察

「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」最新巻(15巻)「わたしを殺したお人形」の発売日が2019年12月24日に決まりました。

「14巻:キンカムイの花嫁」のラストの青葉さんの言葉がかなり核心に迫ってきたように感じ、続きが気になります。

これまでに出版されている櫻子さんシリーズを読み返し、花房とは誰なのか、phantom(ファントム)とは誰なのかを考察してみました。

核心に迫ってきたとはいえ、太田紫織さんの人気代表作として、まだまだ続きそうな予感はします。

櫻子さんは磯崎先生にプチ進路指導を受けて、近い将来、本当に進学するのではないかと思います。

櫻子さんシリーズ、第1巻に(増毛の山路さんから年に数回、タコ・甘エビ・さくらんぼが届くようになり)「櫻子さんが受け取れなくなった後は、代わりに僕(正太郎)の元に届けられるようになった」「僕も毎年彼に会いに行っては、(中略)美酒を味わいながら(中略)櫻子さんの「武勇伝」に二人で花を咲かせる・・・」との記載があります。

正太郎が酒を飲めるようになるころには、櫻子さんは旭川には居らず、ナマモノを受け取れない状況ということはおそらく、海外の大学に進学するのではないかと思います。

もしくは武勇伝に花を咲かせる、ということは、櫻子さんは正太郎たちの中ですでに思い出になってしまい、もしかしたら櫻子さんは死んでしまうのかな・・・とも考えました。

4巻でソウタロウの(生きていたら)20才のバースデーパーティーで皆で集合写真を撮っています。
正太郎はその写真を大人になってからも大切にしている、という文があり、櫻子さんにはもう会えなくなるという雰囲気が伝わってきます。

櫻子さんが亡くなり、法医学者になった正太郎がその死因を解明するということもありえますね。
(14巻に正太郎がメスを握るようになる、記載があるため、無事に法医学者になれたんだな~と:法医学者になれるころには正太郎はもう三十路近いのでは・・櫻子さん四十路・・まで話が続くのは現実的ではないように思います)

さて、花房・phantom(ファントム)は誰なのか。
14巻のラストの方、青葉さんの言葉を読んで衝撃を受け、15巻の発売までまだ時間があるし、すべてを再読して予想してみよう!と思いました。

まず、phantom(ファントム)と青葉さんには繋がりがある。

ズバリ、phantomは薔子さんではないか?
正太郎にphantomからのメールが届くようになったのは、櫻子さん・正太郎・薔子さんの三人で函館に行ってからです。
函館後、薔子さんと叔父貴(設楽教授)が急接近。薔子さんは設楽教授の嫁候補に浮上した過去もあるため、昔から青葉さんとも近しい。

メインphantom(ファントム)は薔子さんで、花房っぽく行動している人:花房シンパは多数いる(正太郎を刺した紗月、三奈美など。青葉さんも蝶形骨取り出しで協力か?)

薔子さん説をイチオシしつつ、phantom(ファントム)は九条家の女性である説も最初に思いつきました。
櫻子さんの母親:撫子さんの姉である薫子さん(叔母ですね)。
彼女は絵を描き、嫁ぐ日の前日に川で死亡、遺体が見つかっていないと8巻に書かれていました。
本当に亡くなったのか?嫁ぎ先は?と考えた時に、本当は亡霊:phantom(ファントム)として生きていて(生きているとしたら50才くらい)、薫子さんは青葉さんに嫁ぐ予定だったのではないか?と考えました。

設楽教授が10年前に蝶形骨が抜きとられた事件を追っていた時の花房(元祖花房とします)と、三奈美たちが会った画家の花房は同一人物ではないと思います。

画家の花房=青葉さん
phantom(ファントム)亡霊=薔子さん&薫子さん

三奈美の証言による、画家花房=男である設定がぐちゃぐちゃになってしまうので、やはり青葉さんは外せないのかなと・・・青葉さんは最初から怪しく、分かりやすく怪しい人が花房ってオチはないように思うのですが、裏には元祖花房の存在が・・!

元祖花房はズバリ、正太郎の父親=櫻子の父親=設楽教授の兄
ソウタロウが亡くなった6年後に櫻子両親は離婚で揉め、離婚後に母親:撫子は自死しました。
離婚の原因はソウタロウの死後の荒みというより、父親の浮気ではないか?
正太郎兄の産みの母親の記載はないけれど、正太郎兄・正太郎は九条家に入った後にできた子どもたち(婚外子、後に正式な父親に)としましょう。

・・・かなり苦しいですが、櫻子さんと正太郎に血の繋がりがあるような気がしてならないのです。

ソウタロウと正太郎は名前、容貌が似ているし、正太郎が法医学者になる、死体を見ても平気になった、その素質があるのは血ではないかと。
(血は水よりも濃い)
櫻子父、正太郎父が何をしていた人だったのか、職業が明かされていません。
櫻子母が櫻子さんの進学に反対していたのは、元祖花房の夫を嫌悪していたからではないか。

それから、気になるのが鴻上が誘拐された時に会った「燕の人」は「声を聞けば分かると思う」ということなので、青葉さんではない・・・人が二人居たというので、まだ実行犯がいるのかな(失踪した山路刑事?)。

まとめると、
・元祖花房=櫻子父=正太郎父=設楽教授兄(次兄)

・画家花房=青葉さん
・phantom(ファントム)=薔子(または薫子)

・燕の人=?

・櫻子さんと正太郎は姉弟
・正太郎は法医学者になる
・櫻子さんは死んでしまう

何か一つくらい当たるかな?
15巻の発売が楽しみですね!

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